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山道でのブレーキの使い方を知っておこう

カーブと坂道の危険要因

山間部に勤務するドライバーは別として、みなさんの通勤経路には急カーブや長い下り坂が何か所くらいあるでしょうか? ゼロか所という人も多いことでしょうが山道はカーブとアップダウン(上り坂・下り坂)の連続といっても過言ではありません。 レジャーなどで山道を利用するまえにカーブと坂道の危険要因を確認しておきましょう。

下り坂での主な危険要因

  • ・カーブでは、車を外側に押し出そうとする遠心力が働く。
  • ・右カーブでは対向車線が広く見え、左カーブでは自車線が広く見える。
  • ・カーブの途中でハンドルとブレーキを同時に操作するとスリップしやすい。

カーブの主な危険要因

  • ・下り坂ではスピードが出やすくなる。
  • ・長い下り坂でフットブレーキを使いすぎるとフェード現象やベーパロック現象が発生する。
    (※フェード現象⇒ブレーキの効きが悪くなる。 ※ベーパロック現象⇒ブレーキがまったく効かなくなる。)

カーブでのブレーキの使い方

カーブでは、その手前で減速し、カーブ途中ではブレーキを操作せず、カーブを曲がり終え前方の状況がよくわかるようになったら徐々に加速するのが原則です。
しかし、山道のカーブは樹木などで曲がりのきつさを読みきれず、カーブに入ってからブレーキを踏む危険が生じます。 それを予防するためには、カーブの手前にある標識やガードレールの曲がり具合などからカーブのきつさや形状を読みにくいので、確実に減速してください。

下り坂でのブレーキの使い方

長い下り坂でスピードが出ても、坂道に慣れていないドライバーは、「フットブレーキでスピードを落とせばよい」と考え、ついついフットブレーキを踏みすぎてフェード現象やベーパロック現象を起こしてしまいます。
しかし、下り坂ではあらかじめ勾配に応じてシフトダウンし、エンジンブレーキを主体にしてフットブレーキは補助的に使ってスピードを調整するのが原則です。
また、車の重量が重ければ重いほどスピードが出やすいので、トラックなどでは排気ブレーキも活用してください。

※もし、フェード現象やベーパロック現象が発生してしまったら、とにかく車を安全な場所に止め、ブレーキ液が冷えるのを待つことです。フェード現象は踏みごたえがあり、ベーパロック現象はフワフワしているので、その状態が消えるまで待ってください。